HOME > 2005年ここから > 京の工芸衣装 染色家・高橋宏子 作品展

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ご挨拶

友禅下絵師だった父のもとで友禅を学び、父と同じように着物の下絵を描いておりましたが、分業化した仕事の一部をやるのでなく、全部を自分の手でやりたいと創作意欲が湧きました。
後に型染も手がけ始めました。

型染はまず形がとても大切で、色の構成は後で不思議と自然に出てきます。友禅にははんなりとした良さがありますが、型染には手描きとまた違う味、迫力があり好きです。
ですから、作るもの、自分の表現したいものによって友禅にするか型染にするかを考えます。

「下絵の基本は写生」ということを父から学びましたので、私も本物を写生することを大事にしています。
写真や絵からとって描いたものは、人の感動したものですから自分のものではありません。真実を見て自分で感動したものでなければいい作品は生まれないと思います。人の心に伝わりません。今の人は、そういった心のあるものを求めていますね。

花屋さんで買った花はあまり写生しません。人間の都合に合わせて変えていますから。着色してあったり、とげがとってあったり・・・。百合の花は黄色い花粉が着かないようにその部分がカットしてありますしね。香りも無くて…。
やはり自然の中で根付いているものは、真実を、感動を伝えてくれます。

本物を写生するために、よく外へ出かけます。同じ花を、日を変えて何度か写生に行くと、前とは違い小さな発見があります。その花の周囲の自然の変化も感じたりします。とにかく、そこにはいつも“感動”があります。それが私の創作の、大事な一歩です。

高橋宏子

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「木花開耶姫」

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京都市中京区二条城前に生まれ育つ。
友禅師・高橋和光(菊池契月門下)のもとで修行を積み染色家となる。
1987年 父と共に“クラフト和光”を設立。
京友禅の技術を現代のニーズに活かし着物・帯をはじめインテリアやファッションの創作を手がける。
1986年より 京展に毎年入選
1988年 京展あかね賞受賞
1993年 日本新工芸展入選
1999年 日本新工芸賞受賞
2000年 日展入選
2001年 日本新工芸展読売新聞本社賞受賞
2002年 日展入選。現在に至る

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「古樹香彩」

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刺繍入りジャッケット

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日天月天シリーズ・ロングベスト

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