HOME > 2006年ここから > 舩木研兒・舩木伸児 作陶展

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山陰の一角・布志名の地で窯を開く舩木研兒先生・舩木伸児先生の作品に、しっとりとした欧風なニュアンスを感じている方は多いかと思います。

ルーツを聞けば、江戸時代に民衆の暮らしの用になる食器の生産に始まり、明治~大正期には輸出用の陶器を生産していたとのこと。昭和になって、イギリス人バーナード・リーチ氏が舩木作品に関心を寄せ、来窯しています。その子デビット・リーチ氏との二代に渡る交流も相互に深まりました。

ヨーロッパの人々の審美眼に叶う陶器を生み出していた先代・先々代からの感性は、来待釉の黄・緑・茶の色彩とスリップウエア(泥漿を化粧掛けする技法)を特徴とする作品の中に息づいています。布志名の土で、日本人の手より生まれた作品でありながら、作品は広く世界に通用する焼物としての地位を得ているといえましょう。

今回、当代父子お二人の作品を発表・展覧いたします。

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○舩木研兒 陶暦
昭和2年 布志名焼窯元舩木家に生まれる
24年 国画会賞受賞
25年 浜田庄司氏に師事す
日本民芸館賞受賞
26年 サロン・ド・プランタン奨学賞受賞
27年 現代日本陶芸展受賞
28年 琉球政府の招聘により渡琉、作陶
29年 国画会会員となる(平成9年退会)
34年 日本陶磁協会賞受賞
39年 現代国際陶芸展推薦招待出品
42年 渡英。バーナー・ドリーチ氏及びデビット・リーチ氏の窯場にて研修
46年 以後隔年、日本陶芸展推薦招待出品
51年 現代日本陶芸展(豪州ニュージーランド巡回)推薦招待出品
現代日本陶芸展(日経新聞社・ロストック国立美術館・ドレスデン国立美術館主催)推薦招待出品
講談社発行「現代の陶芸」に編集される
56年 日華現代陶芸展(台北市・国立歴史博物館)に出品
58年 ウィーン民族博物館にて作品展示
全日本伝統工芸選抜作家展に出品
61年 「茶の湯の造形展」にて奨励賞受賞
平成7年 「茶の湯の造形展」にて優秀賞受賞
12年 東京国立近代美術館工芸館にて“USTUWA”展出品

<個展>
岡山天満屋・日本橋三越・赤坂グリーン・大阪阪急
ロンドン三人展・ロスアンゼルス五人展

○舩木伸児 陶暦
1960年 布志名焼窯元・舩木家に生れる
1984年 武蔵野美術短期大学デザイン科卒
1987年 第4回田部美術館大賞・茶の湯の造形展入賞
以後15回(2005年現在)入選
1989年 第6回田部美術館大賞・茶の湯の造形展優秀賞「三日月形緑釉皿」
1990年 第7回郷土工芸展奨励賞受賞「組陶板」
1991年 中国地方陶芸秀作展出展
1993年 PASTAを盛る器「PRIMARIO」インテリアデザイナー内田繁氏と共同制作
1994年 第11回郷土工芸展奨励賞「六角組小皿」
1995年 第4回日清食品現代陶芸「めん鉢」大賞展入選
2000年 第18回朝日現代クラフト展招待出品
フィンランド・ヘルシンキ2000「茶の湯―現代の造形展」出品
2001年 第18回田部美術館大賞・茶の湯の造形展奨励賞「三彩釉茶碗」
2002年 アメリカ・ロスアンゼルス
Emerging Contemporary Japanese Ceramic Artists展出展

<個展>
池袋西部本店・米子高島屋・新高輪プリンスホテル・神戸ハーバーランド阪急・梅田阪急・松江一畑・日本橋三越・新宿三越

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研兒作「緑釉手付壷」

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伸児作「鉄釉茶碗」

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伸児作「三彩釉八角皿」

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伸児作「絵陶板」

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