HOME > 2006年ここから > 萩焼 新庄貞嗣展

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伝統ある萩焼・助右衛門窯14代当主新庄貞嗣先生を出雲に迎えます。

お茶の道では、萩の七化けと称して湯の温度にさえ反応し、表情を変える茶碗を珍重いたします。新庄先生は伝統を踏まえつつ、当代の美意識により生れた碗形(わんなり)の茶碗に情熱を注がれています。かたや陶の彫刻である「陶彫」も手がけられ、誠にスケールの大きな造形作家といえましょう。


本展に、元出雲市々長・出雲市名誉市民でいらっしゃいます直良光洋様に新庄展へ推薦文を戴きました。

萩焼・新庄貞嗣展について

新庄貞嗣展が開かれる。出雲市で三回目である。
氏は昭和25年山口県長門市生まれ、東京芸術大学彫刻科出身である。萩の名窯である新庄助右衛門窯十四代である。
先祖助右衛門窯の家人が松平藩の招聘に応じ、倉崎権兵衛(出雲楽山焼開祖)について来雲した。延宝五年(1677年)のことであり、遠い縁のある新庄家である。
前二回の作品展を見た。彫刻出身だけに美しくすっきりした造形、上品な風貌の茶碗や水指である。美味しくいただける茶碗を心掛けているという。
いずれにしても作品はその人の技術・経験そして人柄の投影である。
氏は働き盛り、これから評価の高まることであろう。

直良光洋

この会期の頃、出雲市文化伝承館で特別企画「出雲焼と萩焼の名品展」が開催されます。出雲焼発祥に新庄先生の先祖のかかわりもあり、作家にとっても 思い入れのある発表となりましょう。

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萩灰被瓢水指・萩茶碗

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萩白釉台皿

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昭和25年 十三代(忠相)の長男として生れる
52年 東京芸術大学大学院彫刻科修了
55年 日本伝統工芸展初入選(以後も入選を重ねる)
56年 日本陶芸展初入選(以後も入選を重ねる)
57年 山口県美術展最優秀賞(以後昭和59年受賞)
58年 日本工芸会正会員となる
59年 西日本陶芸美術展優秀賞、通産大臣賞
茶の湯の造形展奨励賞(以後平成15・16・17・18年入選)
62年 山口県芸術文化振興奨励賞
平成3年 山口県社会福祉会館陶壁「逢う」
4年 伝統工芸新作展(山口支部)記念大賞
5年 大英博物館収蔵
11年 NHK-BS「やきもの探訪」出演
12年 「萩焼400年パリ展」出品、のち国内巡回展
14年 宮内庁お買い上げ
15年 東京国立近代美術館収蔵
17年 第三回世界陶磁ビエンナーレ2005韓国
国際ワークショップ参加
山口県選奨(芸術・文化功労)受賞

ごあいさつ

煌きながら燃える炎。窯の火は、時にはやさしく微笑むかのようにも思え、又厳しく私の前に立ちはだかります。まるで作陶に対するわが想いを試すかのようです。
このたび、ギャラリー高瀬川で三度目の作陶展を開催させていただくことになりました。何卒、ご高覧いただき、ご批評賜りますようお願い申し上げます。

平成十八年秋
助右衛門窯
新庄貞嗣

<パブリックコレクション>
国際交流基金、山口県立美術館、田部美術館、そごう美術館、大英博物館、ホノルル美術館、東広島市立美術館、東京国立近代美術館

<個展>
東京、川口、横浜、沼津、静岡、岐阜、京都、神戸、岡山、広島、出雲、下関、福岡

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