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出雲から、出雲の職人の技とセンスを情報発信いたします。

職人のこつこつと丁寧な取り組みは、手で扱う「道具」に欠かせない大事な心の部分です。気持ちが掛けてあるほど、扱いやすく、素直に手になじみます。

遣い勝手がいいとか、味があるとか、という言葉で表現もされます。

出雲に古くから伝えられ、広く用いられている鉄・漆・紙・木工・染めのジャンルから手仕事作品の紹介をいたします。

08_teshigoto-1.jpg荒木 宏文
(出雲市佐田町 スサノオ和紙)

スサノオ和紙は地元、中国山地の楮(こうぞ)100%にこだわっています。
便箋・封筒・ハガキ・色紙・短冊・名刺など墨、筆、ペンを走らす用の物を主に 手がけています。
書き味は、筆が滑らす、かさつかず、ボールペンで書いても筆圧を心地よく受け止め、誠に心地よい紙です。

08_teshigoto-2.jpg石村 英一
(松江市殿町 いしむら塗物工房)

欅の挽き物にたっぷりと漆が施されています。漆の塗りの厚さを手で感じる事が出来ます。
黒塗り・朱塗り・溜め塗りの、あえて加飾をしないシンプルな鉢や茶托が出来ています。

08_teshigoto-3.jpg石村 稔
(松江市殿町 いしむら塗物工房)
作品名:「彩魚」

父・英一氏の受け継ぎの仕事のほかに、漆を用いた絵画やブローチ、ペンダントなど個性的な作品の出展です。
8月17日~19日は会場で実演製作があります。お好みのブレスレットやペンダントが作ってもらえます。

08_teshigoto-4.jpg井谷 伸次
(雲南市三刀屋町 斐伊川和紙)

楮(こうぞ)・三椏(みつまた)・雁皮(がんぴ)を原料に、ブレンド次第で多用途な紙が生れます。書画用紙からふすまや障子など住宅の用になる紙が漉かれています。
最近「斐紙」という雁皮系のつややかな和紙の研究が進められています。

08_teshigoto-5.jpg高橋 勉
(出雲市所原町 高橋鍛冶屋)

父・高橋義一氏の技術継承をされ、鋤鍬の農具からインテリアとしての燭台や灯篭などデザインを大事にした仕事が増えました。
変わらぬ人気は包丁です。使い勝手・切れ味のよさは島根の上質な玉鋼が存分に用いられているからでしょう。正直な仕事であると教えられます。

08_teshigoto-6.jpg長田 茂伸
(出雲市大津町 長田染工場)

伝統の筒描き藍染めの技法で、嫁入り風呂敷・のれん・タペストリーなど作られています。大量に出回る科学染料と一味も二味も異なる色調の重みは堂々としています。かって、献上品に選ばれた誇りも大事に、流行に左右されない仕事をされています。

08_teshigoto-7.jpg森山 登
(出雲市大津町 森山ロクロ工作所)

島根県産の欅材を中心にろくろ細工をされています。
手垢のしみない程度の漆を拭き掛け、木の木目を透かし見せ文様とします。素朴な暖かさを大事に毎日の暮らしの中で重宝されることを目ざします。
画像は欅角盆、角皿、桜材の茶筒です。

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