HOME > 2007年ここから > 月岡三郎 開窯25年作陶展

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最近 道端の雑草が咲かす 小さな花を見ても「勝てねーや!!」と思ってしまう

美しさの格が違うのだ

粘土を練っては刳抜いてみるけど
どこか違う
違うなりに「俺にだって・・・・!!」と又刳抜いて刳抜いて残土の山を作る

チラッとその残土に目をやると
そっちに品が見えたりして「フーッ!!」息抜きに犬を連れて歩く

散歩道は林道である
自ずと山野草が目に入り
又「負けた!!」と思う

テクテク帰り
又刳抜く

テクテクを繰り返している内に
25年が経ちました

あと一歩だけ前に進み
未完の完に近付こうとするけど
果たして道は遠く未だ旅の途中です

平成19年葉月 月岡三郎

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練上刳抜水指
(径16.5×16.5H)

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練上刳抜燻焼四方皿「アフガン」
(45×28×8H)

出雲の匂い
千家達彦(出雲大社教管長)

出雲文化伝承館で月岡さんの“練上刳抜水注「仙桃壷」”に出合って久しい。

その造形美と紋様に魅せられた。

作者の意識に在るものの表象なのか、それとも先人たちが生活用具としたものかをお尋ねしたくて鳶ヶ巣のアトリエにお邪魔した。

例えば、ネクタイは直感的に“あれだ”と感ずると求めるが、再三は使用しないので家族から美的感覚を冷やかされている。しかし月岡さんのそれは見飽きることなくて書斎を飾っている。

何が気に入ったかと問われても“さて”と考えてしまう。
陶芸作家それぞれに造形美を探求なさっているのだから素人の私は困惑する。

おおらかに造られる山よ川よ海
うまし出雲はふるさとの國

と出雲人の先人の想いに共感する私は、月岡さんの造形美にその匂いを感じているようである。
ますます楽しませて下さい。

築窯25年記念展を祝寿します。

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○月岡三郎
1952年 金箔切金砂子細工師・父、勝三郎の三男として東京浅草に生れる
1971年 東京都立工芸高等学校室内工芸科卒
1972年 茨城県笠間市にて陶芸修業
1982年 島根県出雲市に築窯独立
※紹介はこちらをご覧下さい。

<公募展出品及受賞>
田部美術館大賞「茶の湯の造形展」
大賞1回、優秀賞1回、奨励賞2回、入選16回
淡交ビエンナーレ茶道美術展
特別奨励賞1回、入選1回
山陽・山陰路の現代陶芸展III・IV出品
朝日現代クラフト展招待
茶の湯・現代の造形展(フィンランド・ヘルシンキ)出品

<個展・グループ展発表>
マレーシア、シンガポール
三越(横浜・広島・日本橋本店・新潟)
高島屋(米子)、大丸(東京)、松屋(銀座)
そごう(広島)、一畑(松江)
ギャラリー高瀬川(出雲)ほか

<パブリックコレクション>
田部美術館
島根医科大学
出雲市
島根県立古代出雲歴史博物館

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〒693-0001 島根県出雲市今市町678
電話:0853-22-3188